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会長挨拶
第54回東北臨床細胞学会学術集会開催にあたって
学術集会会長 伊藤 潔
ございん 宮城へ!
第54回東北臨床細胞学会学術集会を宮城県で開催させていただくことになり、会員の
皆様方に心より感謝申し上げます。
細胞診は、その診断法のみならず、新しい臓器への展開や、多用途での応用を含め、
急速な展開が見られています。本学術集会では、テーマを、-細胞診の新たな発展・
展開に向けて-とし、細胞診の可能性を、様々な観点から議論していただく構成とし
ました。シンポジウムでは、「~セルブロックやLBCなどの活用と問題点、免疫染色や
遺伝子検査などへの応用など~」という副題に沿って、演題を組んでおります。ランチョ
ンセミナーでは、最近、新たな展開が著しい口腔細胞診に関して、田中陽一客員教授
(東京歯科大学市川総合病院臨床検査科病理)にご講演いただきます。また特別講演
では、昨今のHPVワクチンに関する多くの錯綜する情報を整理し、将来への展望を知
る上で、この領域のオピニオンリーダーのお一人である川名敬主任教授(日本大学医
学部産婦人科)にお話しいただきます。また、スライドカンファレンスにも新機軸を取り
入れ、解答者を設けず、会員の皆様からの事前投票結果を参考にして進行する形式
といたしました。
限られた時間に盛りだくさんの内容を詰め込んだプログラムですが、ご参加された皆
様方に、今後の細胞診の可能性につき、思いを馳せる場をご提供できましたら幸甚に
存じます。
最後になりましたが、会員の皆様方、お世話いただいた宮城県臨床細胞学会および宮
城県対がん協会の皆様方、そしてご協賛いただいた関係各位の方々に深謝申し上げ
ます。
会員情報交換会では、宮城県の食材を用意させていただきました。ぜひ、お時間の許
す限り、ご懇談いただければと祈念申し上げます。